年下彼女に負ける俺-1-
「そういえばさ、天使ちゃんも昨日が誕生日だった?」




私が話せば皐月からは溜め息が。


どうやら、天使ちゃんという変な名前を、本当に使っていることに呆れているらしい。






「そうだよ。友達がプレゼントくれて…」


「やっぱり。」



やっぱり。

浅間の言うとおりだった。




ならば、浅間が廊下で聞いたという話は嘘ではないけど、美桜子違いで、天使ちゃんの友達だったということだ。
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