年下彼女に負ける俺-1-
「帰るか。」


「…うん。」




浅間が起き上がろうとするので、私は彼の身体から離れた。



彼は立ち上がり、私を見た。


私は床に座ったまま。





「どうした?」


「足捻ったかも。痛くて立てない。」


「仕方ないな。」





急に身体が軽くなり、浮いたと思ったら、浅間にお姫様だっこをされていた。
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