年下彼女に負ける俺-1-
「貼るよ?」


「うん。」




返事をすれば、足には冷たい湿布が。




「冷たくて気持ちー!」


「よかったな。」






二人で笑いあい、静かになれば気まずい雰囲気が。



保健室に着いた時には誰もいなくて、今も私たち二人だけだった。

外からは、蝉の鳴き声と部活をやっている生徒たちの声だけ。



< 58 / 321 >

この作品をシェア

pagetop