呟き。
『消えかけた』
会いたくて逢えないよ
消えたくて見えてるよ
苦しくて、楽しよう?
寂しくて、満たされる?
きっと無くしたものは…
壊れかけの時計手にして
俯き心に針を刺したら
ふわっと香ばしいその記憶に
甘い光りが差し込んだ
小さい手の平掲げてみせては
夢をひとつ掴んだような
そんな気がしたんだ
逢えなくて会いたいね
見たいのに消えてるね
壊された、壊れたの?
見せたくて、見えかけよ?
それはあのひと夏の…
見つめる目に勇気を持った
愛する貴方へ宛てる手紙に
旋律奏でてる夢の欠片
いくつもの日が長くてさ
緩んだ涙腺、泪を流した
見上げた空蜘蛛が笑った
ため息をひとつ吐いて
あの時、僕がしっかりしてれば
君は死ななくてすんだはず
あの日の事が
昨日のように、何度も何度も……
繰り返してて
会いたくて逢えないよ
消えたくて見えてるよ
苦しくて、楽しよう?
寂しくて、満たされる?
きっと無くしたものは…
いや、無くしたものは
君の記憶だったんだね…
2012/04/01(Sun)