キミのとなり。
“ドキンッ”
真っ白のタキシードに身を包んだ仁が、優しく微笑んで正面に立っている。
思わず足が止まる。
そして言葉に詰まる…
あまりの素敵な紳士っぷりに見とれてしまっていると、
「馬子にも衣装だなっフンッ」
そう仁が私を見て呟いた。
「……そっそりゃどうも。」
一語一句私が予想した通り発言する仁に、少し平常心を取り戻した。
よく見渡すと仁の後ろにもご両親や親戚の人達が大勢並んでいた。
仁のご両親とは、結婚のあいさつの時に一度お会いしただけだった。
こうやって見ると、仁はお父さん似なんだな。
「えーそれでは、これよりご両家の顔合わせを始めさせて頂きたいと思います。まず新郎様のご両親から……」
順々にあいさつを済ませていく内に、少し私の緊張も解れてきた。
「それでは、一旦新郎新婦様には控室の方へお戻り頂きまして皆様にはチャペルの方へ移動をお願いいたします…」
私と仁は揃って部屋を出た。
はぁ…いよいよだ。
また緊張が襲ってきて、私の小さな胸がバクバクと音を立て始めた。
「ハァー…スー…ハァ~」
何度も繰り返す深呼吸さえも震えていた。
「……クマ。」
「へっ!?」
するとボソッと仁が何か呟いた。
「うまく隠れてよかったな、あのまんま出て来たらどうしようかと思ったわ…」
「……はぁ。」
仁はまったく緊張する様子もなく前を歩く。
やっぱり人前に出慣れてるんだな。
………
………
ってか、さっきからなんか引っ掛かる……
花嫁に向かって“馬子にも衣装”とか“クマがどう”とか…
もっと、こうっ“綺麗だよ”とか“かわいいよ”とかないわけ!?
まぁ……そんなガラじゃないけどね。
「新婦様はこちらです。」
「あっはい。」
ふて腐れたまま仁と別れ、また控室に戻った。
真っ白のタキシードに身を包んだ仁が、優しく微笑んで正面に立っている。
思わず足が止まる。
そして言葉に詰まる…
あまりの素敵な紳士っぷりに見とれてしまっていると、
「馬子にも衣装だなっフンッ」
そう仁が私を見て呟いた。
「……そっそりゃどうも。」
一語一句私が予想した通り発言する仁に、少し平常心を取り戻した。
よく見渡すと仁の後ろにもご両親や親戚の人達が大勢並んでいた。
仁のご両親とは、結婚のあいさつの時に一度お会いしただけだった。
こうやって見ると、仁はお父さん似なんだな。
「えーそれでは、これよりご両家の顔合わせを始めさせて頂きたいと思います。まず新郎様のご両親から……」
順々にあいさつを済ませていく内に、少し私の緊張も解れてきた。
「それでは、一旦新郎新婦様には控室の方へお戻り頂きまして皆様にはチャペルの方へ移動をお願いいたします…」
私と仁は揃って部屋を出た。
はぁ…いよいよだ。
また緊張が襲ってきて、私の小さな胸がバクバクと音を立て始めた。
「ハァー…スー…ハァ~」
何度も繰り返す深呼吸さえも震えていた。
「……クマ。」
「へっ!?」
するとボソッと仁が何か呟いた。
「うまく隠れてよかったな、あのまんま出て来たらどうしようかと思ったわ…」
「……はぁ。」
仁はまったく緊張する様子もなく前を歩く。
やっぱり人前に出慣れてるんだな。
………
………
ってか、さっきからなんか引っ掛かる……
花嫁に向かって“馬子にも衣装”とか“クマがどう”とか…
もっと、こうっ“綺麗だよ”とか“かわいいよ”とかないわけ!?
まぁ……そんなガラじゃないけどね。
「新婦様はこちらです。」
「あっはい。」
ふて腐れたまま仁と別れ、また控室に戻った。