水に映る月
 

黙ったまま、あたしを抱きしめる彼。

あたしも、何も言えずにいた。


二人の鼓動がDOKIDOKIと交差する音だけがシーンと静かな空間の中、胸に響いていた。


愛を感じるって言うのかな‥。

ココロが、とても暖かくて‥。


「寝よっか‥。」


そう言った彼に、あたしは頷いた。


その夜、あたしは初めて、慧の腕に抱きしめられて眠った。


 
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