水に映る月
「アイツらのこと、ほんま、ごめんやで。にしても、まさか弟が純ちゃん達、連れて来るとはな。」
「ケイちゃん、あたしらの救世主や♪」
また慧と会えたことも、彼がピンチを救ってくれたことも、出来すぎたドラマみたい。
なんだか可笑しかった。
阪神高速を降り、少し走ると、慧は【月極め】って書いた看板が掛かった駐車場に車を停めた。
あたしが急に不安になったのは‥、
「行こか、オレんち。」
「えっ?」
梅田まで送って貰うつもりだったから。