水に映る月
 

履歴から、慧の番号を液晶画面に表示した。

瞬間、手のひらで、ケータイが軽やかなメロディを奏で出した。



─ ケイちゃん‥



鼓動が脈打つ速度を速めてく。


とても不安なキモチなのに‥。

この偶然が、ココロは彼と繋がっているように感じさせた。


「はい‥。」


「純ちゃん‥。」


慧の声を聴いた途端、また涙が瞳を潤ませた。


 
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