水に映る月
「そっか‥。」
サトルは、白い煙をフウッと吐き出した。
そして
「オレが慰めたる♪」
って言った。
あたしは黙ったまま、唇を尖らせた。
まだ火の点いたタバコを灰皿に置いて、彼は、あたしの横に座った。
「オレ、純ちゃんに、ずっと会えんくて寂しかってんで。」
「うそ‥。」
「メールしても、純ちゃん返事くれんし。」
「めんどいもん‥。」
「オレなら、純ちゃんを泣かさへんけどな。」
サトルは、あたしの腰に手を廻し、もう片方の手で、あたしの頬に触れた。