水に映る月
 

「あ、純ちゃん♪」


「ごめん、いきなりで。」


「イイよ、まだ起きてたし♪」


朝方まで仕事だったサトルは、突然の訪問を、快く受け入れてくれた。


あたしは部屋に入るなり、シングルベッドに腰掛けた。


床に座ったサトルは、タバコに火を点け


「てか、純ちゃん。目ぇ腫れてるやん!泣いた?」


って、あたしを見つめて訊いた。


「うん、イッパイ‥。可哀想やろ。」


あたしは、眉をしかめて微笑んだ。


 
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