水に映る月
 

突然、慧は振り向いて


「純ちゃん、遊園地行こっか?」


って、ニッコリ笑った。


その途端、あたしの切なさは、一瞬にして揮発した。


「うん♪行きたいっ!」


差し出された彼の手に、自分の手のひらを重ねる。


さっきの切なさが嘘みたい。

とてもウキウキしていた。



ハーバーランドの中には、小さな遊園地がある。

あたし達は、建物の反対側に回って木の階段を下り、ミニ遊園地に入った。


 
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