水に映る月
 

「なんとなくな‥。純ちゃん、一緒に外国行こか?」


「え?飛行機怖いし、日本から出たくない!」


あたしは、大袈裟に返事をした。

慧は、声を出して笑った。


だけど、彼は、遠く暗い海の向こうを眺めたまま、あたしを見てはくれなかった。


なんだか切なくなった。


DOKIDOKIしたり、哀しくなったり‥。

慧の言葉や態度に、敏感に反応してしまう。



─ やっぱり‥


  あたし、恋してる‥?


 
< 65 / 370 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop