水に映る月
仕事の後は、いつも食事を済ませて帰ると、慧は言った。
だから、連絡をくれたら助かるって‥。
「じゃ、おなかイッパイ?食べるの無理?」
「ダイジョウブ♪美味そうやし、戴くわ。」
迷惑だと思われたら、どうしようって不安も、ココロの片隅にあったから、彼が喜んでくれたことが、とても嬉しかった。
「いただきます。」
白いローテーブルを挟んで、慧とあたしは向かい合って座った。
そして、一緒に食事をした。
「純ちゃんって見掛けに寄らず、料理、上手いやん♪」
「見掛けに寄らずとか傷つく。でも、ありがと♪」
美味しそうに食べる彼の姿を見て、あたしは、早起きしてガンバって良かったって思った。