誘拐犯は…神様だったのです!




ここに来て、最後の最後にこれだなんて…なんてついてないんだろう



「…はぁっ」


部屋に連れて行ってもらえるからラッキーだなんてバカな考えだった



よりにもよって、紫音さんの部屋だなんて!これじゃあ絶対に逃げれないじゃん!



「…………」


てか、なんで紫音さんの部屋なんだろう。まさか花嫁だから?


いや、そうに違いない。一応新婚みたいなものだし、フウさんからしたら当たり前なんだろう



あー…さ、さて…この状況をどうやって乗り切り、どうやってフウさんを誤魔化そう…



入ると行ってどこかに行ってもらい、いなくなったら逃げるべきか



そう頭を悩ませて肩を落としながらため息をはく私にフウさんは軽く頭を触り首を傾げる


「入らないんですか?」


「え?!」

「あぁ、ドアでも開けましょうか?」


そう言うと、ドアに近付きノックをするつもりなのか手をゆっくりとあげる


ちょ、ちょ!まさか…


「ま、待って下さい!」

そんなの困るー!!


ガシッとフウさんにしがみつき、慌ててドアから引きなすと目を大きく開き私を見る






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