誘拐犯は…神様だったのです!




「え?なぜ、待つ必要が?」


「あ、いや…」


「部屋に帰りたかったのでは?」


それは、そうだけど!


「…えっと」


こ、こうなったら素直に言おう。部屋をノックされたらもう終わりだ



「あの、ですね…私が帰りたかった部屋はここじゃないんです…」


「は?花嫁である凜様の部屋が紫音様の部屋以外なにがあると」


それはそうかもしれないけど、私が偽装花嫁だからそんなのいいのに!



「え…と…それは」


「もしや、喧嘩でも?」

「…え?」


「紫音様は気難しいですから、大変でしょう」


「………」

「ですが、喧嘩をしたままでは我々が困りますので」


淡々と言うと、フウさんは私を引きなし再度手をあげドアをゆっくりと叩く






< 141 / 616 >

この作品をシェア

pagetop