誘拐犯は…神様だったのです!
や、やだっ…こんな格好!
胸がドキドキと鼓動を繰り返し、触れ合う体温や感触に頭がパニックになる
「は、離して…下さいっ」
「凜…」
「…っ」
耳元で放たれる、誘惑されるような艶やかな声に身体の力が入らない中、必死に離れようと力を込めると…
「……ぅ」
ヒヤリとした両手が私の頬を包むように触れ、ゴツンと額と額がぶつかる
ち、近い…近すぎるよ!
息も出来ないほどの距離、そして至近距離で絡む視線に無意識に視線を反らすと無表情だった表情が色っぽく私を見つめる
「凜」
「…っ」
「そんなに愛が欲しいなら、私を好きになればいい」
「…ぇ…っ」
「凜が私を想うのなら、私も凜を愛してあげよう。そうすれば、問題はないのでは?」
「…は…ぃ…っ?」
私が紫音さんを好きになる?
そしたら、紫音さんも私を愛してくれる。だから、問題ない?
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