誘拐犯は…神様だったのです!
「顔が赤い気がする…どうしてだ?」
「………なっ」
「ん?」
「そ、そんなの…分かってるくせに…」
「あぁ、分かってる。だけど君をからかうのは楽しい」
そ、そんなので楽しまなくていいよ!
「もう、と、とにかく…いい加減離れてくださいよ…っ」
いつまで、こんな至近距離でいるつもりなの
ただでさえ、またキスされて恥ずかしいのにこんな至近距離は心臓が持たない
そう思い、近すぎる距離に心臓が限界に達しそうで、彼の胸を軽くおすと
紫音さんは意外にも私の手に従い、そっと額を離す
「まぁ、いいか…今日は楽しませてもらったから」
「………っ」
無表情のまま鼻で笑い、彼はテーブルに置いた書類を手に脚を組んでソファーにすわる
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