誘拐犯は…神様だったのです!




「あぁ、分かってる。だから頼むから次は飛ばさないでくれ」


「…は…は、ぃ」


それは、もちろん。だってまた迷惑かけたくないし



そう思い、用紙を胸元にしまうとトールさんが満足したように口元を緩める



「………」



じつは、この数日で変わったことがある


それはトールさんの関係みたいなものだ


出会った時は、散々馬鹿にするから先が心配だったけど


この数日一番一緒にいるせいか、馬鹿にされることはあるけど


普通に話せるくらいになっていた




「あの、ところで、トールさん?」


「なんだ?…じゃなくて、なんでしょう」


座るトールさんに身体を向け、見上げるように彼を見るとトールさんは横目でわたしを見下げる



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