誘拐犯は…神様だったのです!
「お前、それを聞いたのが俺で良かったな」
「…へ?」
「まぁ、紫音様は被害者だからいくら、好きな女でも言わないのも無理はないが…」
「…あ…ぅ、ん…」
え…まさか、バレてない?よ、良かった…
少しホッとするとトールさんは少し切なそうに眉を潜める
「つか…これ、俺が話していいか知らねぇけどさ…一応、お前のために言っとく。だけど、俺から聞いたとか自分から紫音様に聞くなよ」
「あ…はい?」
な、なんだろう。なにやか重い雰囲気につい私の声も小さくなり頷くとトールさんは重い唇を開く
「実は…この界の奴らは皆「トール、それ以上…人間なんかに話す必要はない」」
「…!?」
トールさんの台詞に重なるように聞こえた声
「え?…あ、お前…」
慌て、私とトールさんは声の主をみると…そこにはフウさんが酷く冷めた瞳で私達を見つめていた
ふ、フウさん?い、いつの間にそこに??
あの時、私を紫音さんの部屋に案内してくれて以来だ
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