誘拐犯は…神様だったのです!




「…へぇ」


私と同じ人間か…私とは違いきっと、大恋愛の末天界にやって来たんだろうな


お互いを思いあう、そんな私が憧れていた関係で…


「いったい…どんな人なんだろう」


不意にそう思い外を眺めそんなことを思う


用紙を読む限り、優しく清らかな女性って感じだけど…同じ人間となると興味がある


だって、天界の王達で唯一…奥さんがいる神様だから


まだ深くは読んでいないもの、サラッと読んだ限り他の王はいないと書かれていた


だから、夜会に行ったら会ってみたい…そう考えていると



コン、コン、コン――…


「…?」


部屋のドアを三回ノックする音が部屋中に響く


あれ、誰だろう…?


「は、はーい!」


窓枠から降り、返事をするとそれに答えるようにドアがあく




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