誘拐犯は…神様だったのです!




「失礼致します。凜様、今お時間よろしいですか?」


ドアを開けて現れたのはツヴァイさん


「…あれ、ツヴァイさん?もう、お母様を人間界に送って来たんですか?」



ツヴァイさんは数時間前に、お母様と先代の王と共に人間界に送ると言って屋敷を出ていったのだ


だから、今日は帰って来ないと思っていたのに…


「はい、久しぶりの旅行なのだから、ついて来るなと追い出されてしまいましたので…戻って参りました」


「あ、そうなんですか…」


お母様ならあり得る、そう納得してるとツヴァイさんは不意にニヤリと笑う



「それより、凜様にお土産を持って来ました」


「……え?」

お土産?わたし?


「な、なんですか!?」


お土産と聞くと胸が高なるのは昔から


久しぶりのドキドキに手にしていた用紙をテーブルにおきツヴァイさんに近づくと、後ろに隠していたものを私の前に差し出す




< 210 / 616 >

この作品をシェア

pagetop