誘拐犯は…神様だったのです!




「私…心配だから…」


「…心配?」

「…はい」


「なぜ、私を心配する必要がある。私は君を利用してる」


「それは、そうかもしれないですけど…」


「………」

「私が心配したら…ダメですか?」



久しぶりに帰って来て、それが血だらけなんて…心配しない人なんていないよ



そう、紫音さんを見つめながら言うと小さくため息をはき私から視線を反らす


「…分かった」


「…え?」


「手当てはする。だけど、ツヴァイは呼ばなくていい」


「…でも」


ツヴァイさんがいないと、手当てなんか出来ない気がする


一人じゃ…とても…


そんな疑問を浮かべ、首を傾げると紫音さんは顎で近くの棚をさす


「…?」

「…………」



え…まさか、まさかとは思うけど…


「私にやれと言うんですか?」


こんなに血だらけの手当てを!?


「…イヤなら、手当てはしない。私一人では出来ないから」


それは、そうだけど…



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