誘拐犯は…神様だったのです!
「…あ」
「私に触るな…!」
「…っ」
「君には、関係ない」
「…紫音さん」
普段から無表情で冷静な紫音さんの顔が歪み私を威嚇するような瞳でみると、眉間にシワを寄せながら額を押さえる
「………っ」
「……………」
振り払われた手が微かに痛い、ううん…それだけじゃなく…胸も痛い
拒否されたことが悲しいのか、怒鳴られたことが悲しいのか
分からない…なのに、なんでこんなに痛いんだろう
「…ごめん、なさい」
「…………」
余計なお世話だったのかな…
でも……わたし…
「紫音さん」
「………」
「もう、触りませんから…せめてツヴァイさんに言って手当てくらいしてください」
「いらない、ほっとけば治る」
「治りませんよ!凄い傷じゃないですか!」
「弱い人間とは作りが違う」
「そんなの関係ないですよ!怪我をしてるのは事実じゃないですか!」
「…………」
お互い断固として譲らない会話
これだけは、食い下がれない…だって…だって
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