誘拐犯は…神様だったのです!






―――――…
―――…



「よし!出来ました…あ、でも…こんな感じで、いいですか?」


「…あぁ、大丈夫だ」


数十分後


紫音さんに言われる通り右腕を消毒し不器用ながらも包帯をまいてあげたのだ




着物の上だけを脱ぎ、止血や消毒をして思ったのは紫音さんの傷は何やら怪しかった


引っ掻いた後でもなく、転んだとか、刃物で切られたとも違う傷だった




だから不振に思い、紫音さんに聞けば口を閉ざしたままでそれ以上は聞くことは出来なかった



言いたくないんだな…って、なんとなく思いそれ以上突っ込むことをやめ手当てを続け、それが今…無事に終わった



「でも…紫音さん、これだけ血を流してクラクラしないんですか?」


巻き終わった包帯を箱にしまい、私はそう言う


着物は着替え、床も拭けるだけは拭いたけど


見てるわたしがクラクラしそうなほどの血の量


人間なら、倒れてもおかしくない量なのに表情は険しいもの紫音さんは意識を保ってる


「いや…しないことはない」


「え?」


私の質問にソファーに寄りかかりながら答える



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