誘拐犯は…神様だったのです!
しないことはない?って、ことはクラクラしてるの?
「え…だ、大丈夫なんですか?それなら、やっぱりツヴァイさんに言ったほうが…いいんじゃないですか?」
私なんかより、ツヴァイさんなら色々としてくれるだろうし
私のそんな言葉に、チラリと隣りに座る私を見て首を左右にふる
「それは、出来ない」
「…紫音さん」
「私は王として、こんな傷では倒れるわけにはいかない。ツヴァイに言えばそれを心配して私を休ませる。それでは、他の神達に顔が上がらない」
「………あ」
「それに、凜が手当てをしてくれたから、大丈夫だ」
再び額を押さえ、手当てをしても、いまだに怠そうな紫音さん
紫音さん…王様って…そんなに大変なの?
辛くて、苦しくて、意識を保つのもやっとなのに
王としての立場だから、弱音は吐けないんだ…
ずっと…そうだったのかな…紫音さん…こうゆうことに慣れてる感じがする
たぶん、今までずっと…怪我をしても我慢して…平然としてたのかもしれない
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