誘拐犯は…神様だったのです!





――――…
――…



「うん、よし…完璧」


それから、数分後


花の枯れてる部分を切り取り水を入れ換え部屋に戻ろうと廊下を歩いていた


「…はぁ」


それにしても…この花…近いうちに全部枯れちゃうな


歩きながら花を眺め、ボォーとそんなことを考える


カスミソウは全て枯れてしまい、残ったのは黄色い蘭の花だけ



綺麗な蘭の花だから、なくなってしまうのは勿体ないな


人間界にいたなら、押し花にして大切にもっておくのに…この世界にはそんな物はないだろう



どうにかならないかな…綺麗なことは無論、グレンさんの花だし…花があると癒されもする



「……」


そんなことを頭に浮かべながら、歩いていると―…




「そうか…なら、お前はすぐにその場に向かうといい。私達も後で向かう」


「……?」


目の前の曲がり角から聞こえてくる聞きなれた声


あれ、この声って…紫音さん?



歩く足のスピードをおとし、曲がり角までいくとそこには紫音さんとフウさんの背中


そして、二人の前に数人の親衛隊が膝まついて彼らを見上げている



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