誘拐犯は…神様だったのです!
それは、まさしく人の上に立つ"王"そのもので…
「……っ」
そんな彼から目を離すことが出来なく、ただその背中を眺めていると
彼の背中がピクッとわずかに動き、ゆっくり振りかえる
「…あ」
「…………」
目と目があい、少し距離があるもの真っ直ぐ私を見つめてる
し、しまった…気付かれちゃった!
早く部屋に戻らないと…ゴクンと息を飲み軽く頭を下げ苦笑いをしながら踵を返そうとした瞬間―…
「凜」
「…っ!」
低く透き通るような声
な、なに…?
紫音さんを見ると、私をジィーと見つめたまま無言の彼
まさか、来いってこと?
「あ…いや」
だって、フウさんや親衛隊の方達がいるし…
それに、彼らの視線が私に注がれなんだか肩身がせまい
断りたいけど…それをしたらバレちゃう、よね…?
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