誘拐犯は…神様だったのです!





私がそう言うと、紫音さんは眉をひそめ、親衛隊を睨み付けるように見つめるフウさんをみる



「風神」


「……?」

「親衛隊は駄目だ。それに前に話したことを忘れたか?」


「くっ…それ…は」


「言い訳はいい、凜と部屋に戻りトールとあの場所にむかうように」


「…紫音さん…」


いいって言ってるのに…


チラとフウさんをみると、やっぱりイラッとした表情をし私を軽く睨むとため息をはきながら彼をその場に膝まつく


「御意に従います、紫音様」


「あぁ、分かればいい」


「…………」


そん、な…なんだか物凄く悪い気がする


だって、フウさんは私のこと嫌いなんだから…苦痛だろうに…


そんなことを思うと、紫音さんは再び私の頭を数回撫でると、それ以上何も言わずゆっくりと歩きそれに続くように親衛隊の皆もその場を後にした


「………」


「………」


そこに、残されたのは私とフウさんだけ



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