誘拐犯は…神様だったのです!




びしょ濡れの服ってこともあり、そんなに血は出ていないのに、まるで大量出血してるみたいにみるみるうちに滲む血



「…う」


「無様な姿だ、その程度の血で…痛みを感じるとは」


フフっと見下ろしながら笑う彼ら


な、なんなの…この人達…っ


本当に神様かと疑いたくなるくらいその顔は悪意で満ちてる



ここにいたら危ない、逃げてフウさんやトールさんと合流しなくちゃ…


そう思い、木の根元にいるハヤブサを抱こうと近付くと彼らもハヤブサの存在に気付き、目を大きく開く



「あ、そのハヤブサ…」


「……っ」


「まさか、お前がやったのか!?」


「…え?」


わ、わたし?!


「なっ、ち、違います」


私はただ、助けようとしただけで、ハヤブサを傷付けるようなことはしてない



彼らの質問に必死に否定するもの、聞く耳持たないのか今度は左手を大きく振り上げる




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