誘拐犯は…神様だったのです!
「お前…誰だ。なぜここにいる」
「…え」
「答えろ!何故人間がここにいるんだ!我らの居場所まで奪う気か!!」
「……あ」
物凄い血相で私に近付き目の前まで来ると唇をグッと噛みしめ私を見下ろしてくる
「出ていけ!!我らの聖地を汚すなど許さぬ!」
「………っ」
怒鳴るのような甲高い声に、ビクッと身体が震えると彼は私に手を伸ばし胸ぐらをギュウと握る
「…ちょっ」
「出ていけ!我らの前から消えろ!」
そ、そんな…
「ちょ…は、離して下さいっ」
胸ぐらにある手に手を添えると、それが不快だったのか歯を食い縛り私を突き放すように胸ぐらを離すと
「…あ」
その拍子にバランスが崩れ、身体が地面に叩きつけられた
い、痛い…
ジーンと腕が痛み、それを見るとわずかに血が滲む
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