誘拐犯は…神様だったのです!




「ふふ、そうか…それならそうしようじゃないか」



「………」


「どうせ我らは、愚かな罪を犯した子(神)…落ちる所まで落ちたのだ!今さら善人に目覚めることはない!」




一人の男がそう叫ぶと、他の男も同時に飛びかかり












ガザッと―…



鈍い音をたて、シルビアの木が揺れていき


透明で綺麗な湖の一部が…













悲しく、切なく…赤く染まっていった


















< 356 / 616 >

この作品をシェア

pagetop