誘拐犯は…神様だったのです!
あれ…てか、なんで私…ベッドにいるの?
確か…森の中にいて…襲われて…逃げていたら紫音さんが来てくれて…
「……あれ…」
そこからの記憶がない。
動揺してしまう私に紫音さんは軽く頭を撫でその手を離す
「あれから凜は高熱を出して、あの場で意識を失ったんだ」
「……ぇ」
「急いで屋敷に戻り、あらゆる事をしたが…この二日間、熱が治まらない、目を開けない…そしてずっとうなされていた」
「……………」
「やむを得ずに、人間界にいき薬を飲ませようにもなかなか飲み込まなくて苦労した」
「…あ」
そう、だったんだ―…
だから、私はベッドにいるんだ…
「ごめんなさい…心配かけました…」
寝たまま謝ると、紫音さんは軽く笑いすぐに話をかえるように口を開く
「気にしなくていい。それより、喉は乾いてないか?
「え…ぁ…は…ぃ」
そう言えば、凄く乾いてる…乾燥していて少し喉が痛いくらいだ
「なら、これを飲むといい。起きれるか?」
私の背中を支え、そっと紫音さんに包まれるように起き上がると私の手に水の入ったコップを握らせてくれる
「あ、ありがとう…ござい、ます」
なんか…優しいな…紫音さん…
いきなり肩を抱かれたこともあり少し頬を赤くしながら水を飲むと全身が潤うような感覚にホッと胸が落ち着く
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