誘拐犯は…神様だったのです!
あ…待って、もしかしてフウさんも…
そう嫌な予感が頭に浮かぶと、紫音さんは静かに首をふる
「そうじゃない、風神の場合は少し違う」
「………?」
「アイツは…風の神だから、色々な声が聞こえるんだ」
「声、ですか?」
「あぁ、風にのって、他者の痛みや思い、そして植物達の嘆きが聞こえる」
「…だから、人間が嫌いなんだ。皆の悲痛な叫びが聞こえるから…自然を汚し、生き物を…見下してる人間が…」
「……あ」
それ………
彼の言葉に、パルシュで言われた彼の言葉の数々を思いだす
人間の罪とか…見下してるとか…
でも、でもあれは…
「紫音さん、確かに人間は…「分かっているさ」」
「え?」
「私だけじゃない、風神もそんな人間ばかりじゃないと分かっている」
え………そ、そう…なの?
考えもしなかった言葉にキョトンとしていると頬にある手で耳たぶをいじる
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