誘拐犯は…神様だったのです!





「…触れない」

「…はい?」


「私には、あれは触れない」


「………」


触れない?


意味のわからない言葉に私はネックレスと紫音さんを交互にみる


「それは、どうゆう意味でしょうか…私の時はなにも」


「アン様が…誰の手にも渡らぬように仕掛けたのかもしれない」


「アン様が…ですか」


「…………?」

あ、アン様?


置いてきぼりの会話に、思わず眉を細めるとツヴァイもわずかに眉を細める


「そうなると…大変まずいのではないですか?時間が迫っています」


「………」

「それに、私がもって帰ることは出来ますが、紫音様が手に出来ない以上…どうすることも」



「…………」


いまだに二人だけで行われてる会話


私の存在は完璧に無視だ。


いや、でも待って…これって逃げるチャンス?


「……」


そうだよ…今なら逃げれる。逃げて近所に逃げ込めばなんとかなる



そう意気込み、リビングの出口に一歩近付くと…



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