誘拐犯は…神様だったのです!




意味不明な言葉に首を傾げ、パチパチと目を動かしながらトールさんを見ていると



何か言いたい言葉をぐっと飲み込むように歯を食いしばり金色の髪の毛を乱暴にかきあげる




「…はぁっ…言うことはハッキリと言うくせに、こうゆう事は鈍感かよ」


「ん?…何か言いました?」


ボソボソしてて聞こえない


「別に、つか、お前さ…じゃなくて…凜様…それでよく紫音様の相手をしてられる」


「ど、どうゆう意味ですか、それ」


「分からなくていいです」


な、なにそれ…


「気になりますよ!教えて下さい!」

「誰が教えるか」


プイッと私から背をむけ、トールさんは黙って出口に向かって歩いていく


そ、そんな…き、気になるのに!


トールさんって、言いかけてやめることばかり。そんなの納得いかないんだから



「トールさん、待ってください!」


彼の服を掴み、問いただそうと脚を踏み出した瞬間―…


「……あ」


ギュ―…と上手いことにドレスの裾を踏みグラッと身体が揺れる


や、やばい…転ぶ!


背景がスローモーションのように見え、とっさに反対の脚を踏み出しバランスを整えようとしたもの上手くいかず私の伸ばした手がトールさんの服を掴み――…




ギュ――…


「うぉ…!?」


「…ぎゃっ」



ドサッと言う音と共に身体が床に倒れ込んでしまった




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