誘拐犯は…神様だったのです!




「…あ」


久しぶりにみるその姿。紫音さんとどこか同じ顔の女性


う、うそ………


「お母様…?」


「えぇ!今帰ったわ!久しぶりね!」


そう、目の前には紫音さんのお母様であるモノ様がいたのだ



あの日、人間界に旅行に出掛けた以来一度も会ってなく久しぶりの姿に目をパチパチさせながら言葉を失っているとお母様ニコリと笑いながら口を開く


「ふふ!いきなり来てびっくりしたかしら」


「へ?…あ…えっと…いえ、そんなことないです。今、帰宅なされたんですか?」


「えぇ!そうよ」


「そうですか。お帰りなさい」


「ありがとう。あ!それでね、少し朝早いと思ったんだけどお土産を買って来たからお茶をしようかと思って」


胸に抱いた紙袋を私にみせる


「朝食はまだよね?なら、一緒に食べましょう」

「………」


まぶしいほどの満面の笑み


お母様ってば…帰ってきて疲れてるはずなのに…嬉しいな



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