誘拐犯は…神様だったのです!



二人の男の背中に、凛々しく、そして美しいまるでこの世の物じゃないかのような翼


茶色や黒や白が入り交じったような模様で風もないのに微かに動いている


な、なにあれ?


慌てて身体をもとにもどし、さらに心臓が激しくなる


それと同時に身体が震え、悲鳴が出そうになる口を慌てて押さえた


人間の背中に…翼?


あり得ない映像に頭が混乱する


だって、翼なんてありえない。そんな神様や天使みたいなこと…


「………」


その時、わたしはツヴァイさんとの会話を思いだす


嘘…あれは、事実だったの?目の前の映像を見てしまった以上


それが、だんだんと事実にしか思えなくて…



「…まずい…」


今、逃げようとしてる自分に後悔する


もし、ここが神様の世界で彼らが神様なら、私が逃げる道なんてない


だって、あんな人間じゃない者たちに敵うわけがないもの



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