誘拐犯は…神様だったのです!
ユラユラと揺れるオレンジ色のポピーを軽く触るとそれを見ていたツヴァイさんが口を開く
「凜様はお花は好きですか?」
「え?」
花か…そう、だな…
「好きですよ…私の亡くなったおばあちゃんも大好きだったんで」
「そうですか」
「…はい、それに私の知り合いが花屋にいるんです。それでよく仕事先で使う花を貰いに行ってて…その影響で花は好きなんです」
あ、そうだ…黙って連れ去られたから店長は心配しているだろうな
それに、グレンさん…どうしてるだろう
グレンさんは過保護だから来ない私を心配して家に来るか仕事先に行ってるかもしれない
「……グレンさん」
グレンさんは…いつも明るく私に接してくれた
仕事で失敗した時やおばあちゃんを亡くした時も落ち込む私に花束をくれたっけ
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