誘拐犯は…神様だったのです!
どうせなら、グレンさんには最後に会いたかったな
"早く好きになれ"なんて冗談ばかりだったけど
優しくていい人だったな…
目の前にグレンさんの姿が浮かび急に寂しい気持ちになってしまい
涙を押さえるように唇を噛むと、それに気付いたツヴァイさんが慌ててしゃがみこみ私の背中に触れる
「凜様…?」
「あっ…ご、ごめんなさい…なんでも、ないですから」
顔を覗きこまれ手を左右に振りながら言うと背中にあった手が離れる
「いえ…謝らなくて結構です…が、その…大変聞きにくいですが、そのグレンと言う方は…もしや凜様の恋人か想いを寄せていたのですか?」
「…え?」
グレンさんが?
「ち、違いますよ…彼はただ…いい友達と言うか…お兄ちゃんと言うか…私の大切な人です」
そこに恋愛感情はないけれど…グレンさんは私にとって特別だったのはちがいない
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