誘拐犯は…神様だったのです!
「モノ様は、紫音様の母君にございます」
「…え?」
母君って…母親だよね?紫音さんのお母さん?
そう言われれば、この世界に来て数日…
紫音さんの身内には誰にも会ってなかった
だから、いよいよ…きた…と言えばいいのか…こうゆう展開はなんとなく予想していた
花嫁なわけだし、挨拶をしなくちゃいけないと…人間でもそれは普通に行われていることだし
きっと、この世界でもそうゆう決まりはあると考えてた
「そう…ですか」
だから特に驚きもせず、私の心は冷静
「驚かれないんですか?いきなり挨拶など…緊張するのでは」
「あー…緊張はしますけど…約束ですから」
たぶん断ったら、契約違反!とか言われるだろうし
素直に聞いた方が身のためだ
「そうですか、なら話しは早いですね。では紫音様…私はモノ様と応客室に行きますので凜様とおいでください」
「…あぁ」
「それでは、凜様、後程お会いしましょう」
「あ…はい」
ペコッとお互いに頭を下げると、ツヴァイさんは早足で宮殿に戻っていく
・