恋と上司の甘い相関関係
「何であなたはそこまで相川さんを構うのよ!?」



静まり返ったオフィスに響き渡る悲痛な声。


あの時以上に取り乱して、怒りや切なさの感情を剥き出しにしている彼女を見ると…


あたし達のあの場面を目撃したことはただのキッカケに過ぎなくて、遅かれ早かれ、こうなることは避けられなかったんだろうと思えた。



「本社に引き抜かれたからっていい気になって…!ミスばっかりしてるのが自惚れてる証拠じゃない!!」



それでも、ここまで言われるとさすがに傷付く。


いい気になんてなってない。


あのミスだって、今日だって、あたしには何も心当たりはないのに……


あたしはまたギュッと拳を握った。


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