恋と上司の甘い相関関係
あたしは一つ深く息を吸い込むと、三神さんを見据えて言った。



「部長は…そんなことする人じゃありません!」



だって、調理室で二人で話したあの時──


“雅もあんな噂を信じてんだ”

と言った部長は、なんだかすごく切なそうだった。


もし噂が本当なら、そんな表情するはずがない。



確かに部長は変態だし、フェロモン垂れ流してるし、意味不明なキスをしてくるような人だけど…!


女性を弄ぶような節操のない男だとは思わない!



三神さんはふっと軽く息を吐くと、食べ終わったアイスのカップをゴミ箱に投げ入れてこう言った。



「君は信じてるんだね、あの人のこと」


< 212 / 371 >

この作品をシェア

pagetop