恋と上司の甘い相関関係
「だからっ、部長はそんな人じゃ…!!」


「──いいよ、相川」



思わず握りしめていた手の力が、その声でふっと弛んだ。


皆が一斉に顔を上げると、いつもと変わらない平静な表情の部長が立っていた。



「部長──…!」



いつから居たんだろう?


もしかして今の話、聞いちゃった…?



「久しぶりですね、拓海サン」



立ち上がった三神さんは、全く動じることなく部長に向かってにっこりとあのスマイルを向けた。


そして、座っているあたし達を見下ろすと


「拓海サンは専門の時の1コ上の先輩なんだよ♪」


と言った。


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