恋と上司の甘い相関関係
部長は床に置いておいたあたしの紙袋をおもむろに持つと、目線を下げて少し背の低い三神さんを見やる。



「俺らはもう帰る。お前もくだらねぇこと言ってないで仕事に戻れ」



その言葉を待ってました!と言わんばかりに、帰ろうとそわそわし始めるあたし達。


すると、それを制するように『その前に』と三神さんが言う。



「もう一つ確かめたいことがあるんだよねぇ」


「……?」


「拓海サン、親のコネで昇進したってホントっすか?」



──!!


あたしは目を見開いた。


この人は…まだそんなことを言うの!?



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