恋と上司の甘い相関関係
「どうして、こんな……」


戸惑うあたしに、平岡さんは申し訳なさそうに微笑む。



「今日は仕事の話をするために相川さんを呼んだわけじゃないんだ…。卑怯なことしてごめんね」


「えっ…?」


「ただ──
君に逢いたかっただけなんだ」


「──…!!」



あたしに逢いたかった、って…

それって──…



まさかと思いながらも、心臓がドキンドキンと踊り始める。


オレンジの夕陽と沈黙が甘い空間を包み込む。


急に緊張してきて、あたしは俯いて膝の上に置いた手をキュッと握った。



どうしよう……

まさかこんな展開になるなんて──!



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