恋と上司の甘い相関関係
まだククッと笑っている拓海さんに、あたしは赤い顔のまま少しむくれる。



「いつまで笑ってんですか!
拓海さんこそ聞かせてくださいよ、この間の続き!」



恥ずかし紛れにそう言うと、


「続き?…何だっけ?」


と悪戯っぽく首をかしげてしらばっくれる…なんつーオトコ!!


カチーンときたあたしは、プイッと拓海さんに背を向ける。



「もういいで、すっ──!?」



──その瞬間


ふわりと香るあたしの大好きな匂いと、ギュッと体に巻き付く腕。


後ろから抱き締められた背中に、拓海さんの鼓動と温もりが伝わる。


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