恋と上司の甘い相関関係
「冗談です。本当に夢の国に連れてきてくれてありがとうございます、部長!」



あたしは満面の笑顔で心からお礼を言った。

部長もふっと表情を柔らかくする。



「もちろん俺が奢ってやるけど、その代わりにイメージ湧かしてくれよ」


「イメージ…?」



──あ、それって新商品の…?


もしかして、今日あたしをここへ連れてきたのはそれが目的?



あたしはショートケーキを頬張る手を止めて、誇らしげに並ぶスイーツ達を眺める。


高級ホテルらしい、ゴージャスで鮮やかに彩られたスイーツはまさに芸術作品。


それを手に取る人達にも笑顔が溢れている。


< 84 / 371 >

この作品をシェア

pagetop