wild poker~ワイルドポーカー~
『大丈夫。今は信じられなくても、君はすぐに僕の話を信じる気になるはずだから……って、忘れてた!忘れてた!!』
何かを思い出したのか、突然仮面の少年は頭を抱えて、大きな溜息を吐く。
『ちゃんと台詞を用意していたのに、いきなり言うの忘れちゃってたよ!君が《……誰?》とか聞くもんだからさ。こっちにだって話の流れってもんがあるのにさ……って事で、仕切り直します!!』
そう言って仮面の少年はビシッとこちらに向かって敬礼すると、深呼吸をして見せる。
『ぱんぱかぱ~ん!!おめでとうございます!!颯太クンはワイルドポーカーに出場する権利を手にしました!!ぱちぱちぱち!!』
「……はい?」
効果音まで自分で発する少年の言葉がまた理解出来ず、馬鹿みたいにポカンと口を開く。