幼なじみじゃイヤなんだ。
観客席から溜息が漏れる。

私は、流瑠を目で追った。




そりゃあ、キャーキャー言われちゃうかも。

そりゃあ、溜息も出ちゃうかも。




かっこいいよ流瑠。





久しぶりに見た、ボールを一生懸命追いかける流瑠は、幼なじみで、見慣れている私から見ても眩しかった。




そして、サッカーを良く知らない私でも、流瑠が上手くなっているのは分かった。





流瑠はどんどん男らしくなって、かっこ良くなっていく。





私は?

外見も内面も成長してる?



胸を張れない様な気がして、



何だか、寂しく感じた。

何だか、置いて行かれそうで怖くなった。






ホイッスルが鳴る──



流瑠がシュートを決めた。










この次の週に行われた本試合でも当然の様に流瑠はシュートを決める。


大きな会場でシュートを決めた流瑠は、本当にかっこ良くて


私の胸はドキドキうるさかった。
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