幼なじみじゃイヤなんだ。
最近よく思い出す。

あの時のケンカ。





「…何が原因だったのかは分からないけれど、流瑠が急に私に冷たく当たる様になったの」


「今の大石君からじゃ想像出来ないね」


「うん。私が話しかけたら嫌な顔するし、部屋に遊びに行ったら『帰れ!』って言うし…おばさんは、『流瑠は反抗期だから気にしないでね』って言ったんだけど…」






だから、気にしない様にしていた。

どんなに冷たくされても、私は普通に接していた。




でも、何日待っても流瑠は以前の優しかった流瑠には戻ってくれなかった。


冷たくされる度に、どんどん寂しさがつのっていって。





「私もう我慢出来なくなって、流瑠に思いっきり文句を言ってやったの」


「そしたら言われたの」


「何を?」







『桜!一体いつまで俺につきまとうつもりなんだよ!本気で鬱陶しいんだよお前!!』







「……」

「相澤さん?」

「あ、うん…結構きついこと言われたんだ」

「そっか」





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